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体に悪い?体育座りはなぜダメなの?

体育座りライフ

昨年の夏に山口県下関市の豊北中学校は、体育座りを廃止して話題になりました。

豊北中学校では体育館での全校集会はパイプ椅子に座って行っています。

廃止のきっかけは、豊北中学校で昨年の春に開いた講演会でした。

体育座りで話を聞く生徒たちは姿勢が次第に崩れていき、終盤には集中力を欠いているように見えたそうです。

矢田部校長は「体育座りが原因かもしれない」と考え、パイプ椅子の導入を発案したとのことです。

近年、体育座りに疑問を投げかける専門家も多いですよね。

ではなぜ、体育座りは体に悪いと言われているのでしょうか?

体育座りはいつから始まった?

私の学生時代の体育館やグラウンドでの座り方は、体育座りが当たり前でした。

ではいつ頃から体育座りは導入されたのでしょうか?

1965年に文部省(当時)から学校で用いられる学習指導要領の補足として「集団行動指導の手引き」が発行されました。

この「集団行動指導の手引き」には、体育座りは「腰をおろして休む姿勢」として紹介されていたんです。

省スペースで手遊びがしにくい体育座りは「行儀のよい姿勢」として浸透していき、多くの学校で採用されることとなりました。

また立ったまま長い講話を聞いていると、起立性低血圧で倒れる生徒が続出したというのもあったのではないかと推測されます。

それ以前は特に決まった座り方はなかったようですね。

体育座りは体に悪いのか?

体育座りのデメリットはどのようなものがあるのでしょう?

  • 座骨や尾骨への負担
  • 内臓の圧迫
  • 腰に負担がかかる

これらが考えられます。

まず座骨や尾骨への負担について説明します。

長い時間、硬い地面にお尻をつけ、お尻の下にある座骨で身体を支えることになるので、座骨にかなりの負担がかかります。

お尻が痛いと感じ、無意識に後傾姿勢をとることにもなり、今度はお尻の後ろ側にある尾骨に負担がかかってしまいます。

長時間の尾骨圧迫が、側弯症の原因になる可能性もあるとのことです。

次に内蔵の負担ですが、体育座りは両膝を両腕で抱え込んで座るため、内臓が圧迫される状態が続きます。

肺の圧迫により深い呼吸がしづらくなったり、胃が圧迫されて気分が悪くなったりするといった不調が現れます。

そして腰への負担については、長い時間体育座りをしていると背中が丸まってしまいます。

お尻が痛くても、我慢して体育座りをするためには骨盤を後傾させて背中を丸めるしかないんです。

骨盤が後傾する姿勢の体育座りは腰に過度な負担がかかって、腰痛の原因になると言われています。

これらを考えると、体育座りを廃止にした学校があるのもうなずけますね。

ちなみに外国では体育座りではなく、あぐらが一般的とのことです。

確かに、ヨガの姿勢の安楽座は呼吸が深まりますし背筋も伸びるし、理にかなっているかも!(個人の見解です)

体育座りは廃止される日が来るのか?

今までごく当たり前と思っていた体育座りですが、今後は廃止へと向かうのでしょうか?

日本トレンドリサーチが体育座りを学校で廃止する動きについて、どのように感じたかを聞いたところ、49.4%と約半数の人が「良いと思う」と回答しています。

「良くないと思う」は6.7%と以外にも少なかったようです。

ただ約半数の人が反対の方向でよいという意見から、数年後には体育座りはなくなっていくのかもしれません。

最初に体育座りを廃止した豊北中学校には、他の学校から問い合わせも来ているようですので、今後の動きに注目です!

よりみち速報!
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